家主より
「物に心が宿る」なんて笑われちゃいますね。でも、私は作り手の思いが込められた物や長年使い大事に使い古された物に触れると、その物が何かを語りかけている気がします。
私はそんな古い物の前で目を閉じます。「私が生まれるずっと前に存在し、私の知らない誰かが大事に使っていた物。持ち主はもうこの世にはいない」
私はそうして「時間」に置き去りにされた古き物たちの心に思いをはせます。
「昭和レトロ寿司民泊」は、現代の建築技術でリノベーションされた雰囲気だけの宿泊施設ではありません。
すきま風に歪んだ扉。水洗トイレやエアコン以外はすべて昭和のそれです。快適な宿とは決して言えないでしょう。でも、なんだか懐かしく、温かいんです。こんな時代もあったなと、当時を知る人は懐かしさが込み上げ、逆に若者には斬新に映るかもしれません。そんな宿が昭和レトロ寿司民泊です。
伊根町や天橋立観光の拠点にもちょうどいい静かな場所です。夕食は対面カウンターで私が心をこめてお寿司を握らせていただきます。
田舎のかずみと古き物たちが、スマホのなかったあの世界で、ご宿泊様をお待ちしています。
与謝野町移住アンバサダー
京の田舎暮らしナビゲーター
田舎のかずみ